来年より、紛争解決手続代理業務試験に合格した社会保険労務士(特定社会保険労務士)は、労働関係の裁判外紛争解決の相談業務・和解交渉・締結まで、今までよりも広い範囲のことを行えるようになる。そして「特定社会保険労務士」になるためのはじめての試験が、平成18年6月17日に実施されるはずである。しかし、いまのところ、「特定社会保険労務士」の情報はあまりにも少なく、具体的にどのような試験になるのか、どんな勉強をすべきなのかなど、いまだによくわかってない点が多い。そんな中、この本の著者である村岡利幸さんは、裁判外紛争解決を早くから研究され、「特定社会保険労務士」についても深く理解されている。その村岡さんが、試験の概要・攻略ポイント、突破するための訓練・ノウハウなどをこの本で詳しく説明している。想像以上に厚い本であり、読むだけでもなかなか大変ではある。それだけに、この本に書いてあることがきちんと理解でき、活かすことができれば、「特定社会保険労務士」試験対策はもちろんのこと、その後の、実際にあっせんの仕事をする上でも役立つことだろう。ぜひ今の時期からじっくり取り組みたい。この本の出版直前に村岡さんのセミナーを受講したが、出版社の期待以上に予約がはいり、今現在も売れ切れ状態。